中古車を購入する時って何を基準に選びますか?
修復歴ありの車は避けたいです。
確かに修復歴ありは避けたいですよね。
修復歴ありの車は、車屋さんではきちんと表示されているから安心ですよ。
きちんと直っていて、走行に影響がなければ安く購入できるので軽度の修復なら狙い目の車もありますけどね。
ところであなたは修復歴って何かわかりますか?
修理がしてあるかどうかですよね。
さてどういう事が修復歴ありにあたるのでしょうか?
車の修復歴有とは・・・?
査定士や鑑定士なら簡単にわかりますが、一般の人は板金塗装したりバンパーを交換したら修復歴ありって思っている人もたくさんいますが、そうではありません。
え!知りませんでした。
この前、助手席のドアを擦ってしまって修理をしたから修復歴ありになったと思っていました。
その場合は修理しただけで、査定時には大きな減点にはならず修復車にはなりませんよ。
修復車とは、自動車のフレームの部分を修理したり、交換をしていると修復歴有となってしまい、車の買い替え時に下取りに出す時には大きく減点されてしまいます。
次の箇所を修理したり交換していると修復歴有になってしまいます。
- サイドメンバー
- ラジエターコアサポート
- フロントクロスメンバー
- フロントインサイドパネル
- ピラー
- ダッシュパネル
- ルーフパネル
- フロア
- トランクフロアパネル
つまり、ドアやボンネット、フェンダー等のねじ止め箇所の修理は修復歴ありにはなりません。
なるほどなるほど。
修復歴ありの車の購入のメリット、デメリットとは?
メリットは安く購入出来る事です。
修復歴有の車は、修復の度合いにもよりますが相場より数十万円ほど安く購入出来ます。
軽度の後ろの修復歴くらいなら大きく影響はなさそうですのでいいかもね。
逆にデメリットは、後から故障の原因になったり、酷い車だと真っすぐ走ることが出来ないとか、ガタガタ揺れるとかの症状が出る可能性もあります。
見た目は綺麗に直してあってもリスクは多少なりともありますので、修復歴有の車を購入する時は必ずお店の人に確認するようにしましょう。
安いからと言って飛びつくのも怖いですね。
修復歴を見破る方法は?
ほとんどの中古車屋さんでは、修復歴ありなら表示はされていますが、悪質な中古車屋さんだと表示していないところもありますので注意が必要です。
- ライト周り、ボンネット、フェンダー、ドアの隙間が均一かどうか。
- ドアを開け閉めしてみて違和感がないかどうか。
- ヘッドライトの左右の綺麗さの違いがないかどうか。
まずは怪しんで確認してみて下さい。
必ずしも上記の3つのどれかが当てはまったとしても修復歴ありとは限りません。
どれかが当てはまったら、何かしら手を加えてある可能性が高いという目安として考えて下さい。
もしその怪しい箇所が、もっと内部のフレームのところまで損傷があれば修復歴ありと言うわけですね。
はいそうです。
一般の人は怪しい箇所まではわかっても、中まで確認して修復歴ありかどうかまで判断するのは難しいと思いますのでお店の人に聞いたり、他の車を探しましょう。
板金塗装した場所が簡単にわかるアイテムとは?
修復歴ありではないけれど、塗装した修理すらいやという人もいるかもしれません。
そんなあなたにとっておきのアイテムがあります。
それは、膜厚計です。
膜厚計は車の鉄板部分に塗装された塗装の厚さを簡単に測る道具です。
新車だと機械で大体均一に塗装されますが、後から板金塗装された箇所は塗装の厚みが増しているのがほとんどですので、必ずとは言えませんが、修理したかもという目安になります。
修復歴を探す目安にもなりそうですね。
簡単に塗装の厚さを測ることが出来ますので目安になりますよ。
新車であっても各ディーラーでちょっとした傷なら板金塗装して納車されていることもあります・・・膜厚計で測ると・・・。
メーカーや車種によって厚みが違ったりして面白いですよ。
コーティングの種類によっても少しだけ厚さが変わるのもあるので、試してみてもいいかもね。
ちなみに1000マイクロメートル=1ミリメートルです。